kinojiten

クスノキ  Cinnnamomum camphora

分 類: モクレン目クスノキ科クスノキ属【散孔材】

分 布: 本州(太平洋側は茨城県、日本海側は兵庫県以南)~四国、九州

性 質: 中庸樹であり、稚幼樹のころは土性や気候により陰でもようでも生育する。大きくなるに従い十分な陽光を要するようになる。適潤で肥沃な深層土を好み緩斜面で旺盛に生育する。比重0.52。辺材は灰白色~淡黄褐色、心材は黄褐色~紅褐色、時に暗緑褐色をなす。材は堅硬で、耐朽力強く、保存性高く芳香あり。割裂容易で光沢美がある。有用。

用 途: 建築材(洋風建築、床柱、欄間、棚板等)、器具材(洋家具類、細工、寄木、衣装箱、仏壇、玩具、鋳物木型、漁網の浮子等)、水車、彫刻材など。木、葉、根から樟脳をとる。木片はかやり用、種子から蝋を製造するなど。