kinojiten
ネムノキ Albizia julibrissin
分 類:バラ目マメ科ネムノキ属【環孔材】
分 布: 本州(日本海側は秋田県以南、太平洋側は宮城県以南)~四国、九州
性 質:陽樹であり、常に十分な陽光を要する。やや乾燥する尾根筋、それに接する斜面に多く生ずるが、適潤で肥沃な傾斜地でよく生育する。生長は早い。比重0.53。辺材は淡黄白色、心材は黄灰褐色である。材は軟らかく脆い。木理は粗く反張容易で、耐朽・保存性は低い。
用 途:建築材(尾根板等)、器具材(家具、箪笥の前板、桶類、箱類、把柄等)、車輪の骨、下駄材、旋削材など。材を黒焼きして外用薬、葉は洗濯用、抹香材用。砂地の植林に有用。
使用例: 文箱(野田)、卓上カトラリーボックス(新木)
ひと言: 加工時に咳き込むときがあるので何かそのような成分があるのでしょう。加工してからはそのような現象はありません。