kinojiten

ミズナラ  Quercus mongolica

分 類: ブナ目ブナ科コナラ属【環孔材】

分 布: 北海道~本州、四国、九州(鹿児島県まで) ただし本州以南は標高1,000m前後に分布

性 質: 陽樹で森林内での稚樹の発生は見られず、適潤で肥沃な深層土を好む。谷あいや緩傾斜地、また渓流や湖畔などやや湿気のあるところで旺盛に生育する。生長は早い。比重0.68。辺材は淡紅白色、心材は黄褐色。材は重硬、緻密、肌目粗、反張大、髄線は美しい。乾燥加工は困難、耐久・保存性・仕上げ面は中位。

用 途: 建築材(室内装飾、窓縁、階段、腰羽目板、手摺等)、器具材(洋家具、椅子、火鉢、陳列棚、曲木細工、ラケット等運動用具、ウィスキー・ビール等酒樽等)、楽器財(オルガン、ピアノ、蓄音機の台)、船舶・車輛の室内装飾等)、薪炭材、キノコ原木(ナメコ等)、樹皮は染料や屋根葺き用、種子は食用、など