kinojiten
モミノキ (Abies firma)
分 類: マツ類マツ目マツ科モミ属【裸子植物】
分 布: 九州~東北(秋田)
性 質: 深根性で谷間や緩傾斜地の適潤な深層の肥沃地をもっとも好む。耐陰性はかなり強く母樹の下やナラ、シデ、ブナ類などの広葉樹林下でもよく稚樹を生じ生長する。老壮齢のアカマツ林に生じとってかわることもある。比重0.44。材は辺材と心材の区別はほとんどなく木理通直、肌目は疎く靱性少なく加工容易。軽軟、割れやすく狂いが出て保存性低い。
用 途: 建築材(天井板、襖や屏風の骨、)、器具材(神具、米びつ、漆器板物木地、曲げ物、茶・そうめんなどの化粧箱材)、棺、卒塔婆、パルプ、太鼓の胴、クリスマスの装飾用など。
使用例:
ひと言: サクい、目が粗い大味だ、ということで家具には向いていないかもしれませんが、その目の粗さがいいと言う人もあります。