日本画の額縁

日本画の杉本侑紀さんから
展示会用の額縁をオーダーいただきました。
若さフレッシュさとは裏腹に奥深い日本画というジャンルで身をたてていこうとされている杉本さんには、虎三さんの作風と、ナシ材の風合いが似つかわしいと思いおすすめしました。
日本画の持つ枠を超えるといいますか、枠を消したい自由になりたいといった思いが感じられるのですが、そのような依頼者の画風をちゃんと引き立たせる脇役になってくれると思います。

森と人の環で会し、虎三さん作の額縁に杉本さんの絵を嵌めてみた瞬間をここにシェアします。
その瞬間、会したものの心が躍りました。

もうひとつ、うれしいことがあります。

杉本さんには。
画家としてやっていこうとする時、歴史と歴史に裏打ちされた技術ある日本画の世界において、描くために必要な紙や筆や顔料などをつくる職人の方々がいなくなっていくことへの残念さと危惧があります。
森と人の環には。
外国産の木や現代的な暮らしから地元の木や木を使いこなす手仕事が消えてしまわないようにという思いがあります。

ジャンルが異なっても同じ思いを共有していると感じました。
思いの共有あって、しかも、とても森と人の環にしかできないというコーディネイトをさせていただけてたいへん光栄でした。

ちいさなおうち展

3/21水〜3/25日
10:00〜19:00(最終日のみ18:00まで)
下北沢ギャラリーHIBOUHIBOU
東京都世田谷区北沢2-7-2
下北沢駅南口 徒歩2分